野村不動産ソリューションズ(株)は23日、「不動産投資に関する意識調査(第16回)」の結果を発表した。投資用・事業用不動産サイト「ノムコム・プロ」の会員を対象に年1回アンケートを実施しているもので、調査期間は6月10~21日、有効回答数は300人。
昨今の物価上昇による不動産投資への影響の有無について聞いたところ、「影響があった」が58.7%、「影響がなかった」が41.3%に。なお、昨年の結果では、「あった」が47.5%、「なかった」が52.5%で、今年は結果が逆転した。
具体的な影響については、「物件価格が高騰した」(76.7%)がトップ。以下、「建物の維持管理費が高騰した」(48.3%)、「家賃を値上げした」(21.0%)、「不動産投資を控えることにした」(19.9%)。「家賃を値上げした」は昨年(9.6%)に比べて11.4ポイントも上昇した。
1年後の不動産価格についての予想は、「上がる」が36.3%、「横ばい」が46.0%、「下がる」が17.7%。「上がる」「横ばい」の合計で8割を超え、高騰、高止まりが継続するとの見立てが多い結果に。
今投資用不動産は買い時か?については、「買い時だと思う」が28.7%、「間もなく買い時が来ると思う」が24.7%、「買い時はしばらく来ない」が26.7%。