不動産業に携わる女性経営者や実務経験者を中心に組織する(一社)不動産女性塾(塾長:北澤商事(株)代表取締役会長・北澤艶子氏)は23日、明治記念館(東京都港区)でセミナーを開催した。
冒頭挨拶した北澤塾長は「本日、私は卒寿を迎えた。68年前に不動産業にめぐりあい、その仕事を今もずっと続けられている。おかげでたくさんの方と出会うことができ、本当にありがたく思っている。次回は百寿を皆さまと祝いたい」などと話した。
セミナーでは、三光ソフランホールディングス(株)代表取締役社長の高橋誠一氏が「お金持ちになる方法」をテーマに講演。定年後にゆとりある生活を送るために、「まず頑張って2,000万円を貯めること。それを使って収益物件を購入すれば、50歳代から給料以外の家賃収入で自分のやりたいことができるし、60歳定年後にゆとりある生活を送ることができる」と話した。
優良な収益物件を得るために必要な事項については「駅からの距離は徒歩10分が基本。しっかりと家賃集金、滞納督促、清掃等の物件維持・管理をしてくれ、トラブルを解決してくれる管理会社を選ぶことも重要」などと述べた。不動産投資で失敗しない方法について、「リフォームに無駄なお金は掛けないこと。そして、投資物件に見栄を張る必要はない」とし「物件にもよるが、最低限バスとキッチンのリフォームは行なうこと。また、外観に凝っても駅から遠すぎる物件は敬遠すべき」とした。