住友不動産(株)が販売中の分譲マンション「シティテラス登戸」(川崎市多摩区、総戸数180戸、販売対象外住戸10戸)が好反響を得ている。交通アクセスの良さに加え、ZEH₋M Oriented&低炭素住宅のダブル認証、設備仕様の充実、賃貸脱出組のファミリー層でも手が届く価格設定が評価され、8月5日から登録受付を開始した1期23戸はほぼ全戸に購入意向が入っている。
同物件は、JR南武線他「登戸」駅徒歩11分に立地。敷地面積約6,200平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造7階建て。施工は(株)長谷工コーポレーション。竣工は2025年6月中旬予定。建設地は精密機械メーカーの工場跡地で、22年に入札で取得した。東方向に多摩川の河川敷が広がり、登戸駅まではフラットアクセス。
敷地にはシンボルツリーのナナミノキほか多くの木々を植栽。歩者分離設計を採用して安全に配慮した。共用施設として、テレワークラウンジを設けた。建物はZEH-M Orientedと認定低炭素住宅をダブルで取得。屋上に太陽光発電パネルを設置して、共用部の使用電力を賄う。
住戸は、専有面積約67平方メートル、スパン6,000mmの3LDKが9割を占める。20mの高さ規制をクリアするため直床・二重天井、天井高2,400mmとなっているものの、Low-Eサッシ、LDと隣接する洋室の床暖房、ディスポーザー、食洗器、スロップシンク、ミストサウナ、トイレ独立手洗い、ルーバー面格子など設備仕様を充実させている。
23年9月からホームページでのエントリー受付を開始。これまで850件超のエントリーを集めている。24年2月末よりモデルルームをオープン。これまで150組が来場している。現在先着順で販売中の6戸は、6,500万~7,500万円。最多価格帯は7,500万円台。1期の坪単価345万円。
地元多摩区在住者が5割超で、その他小田急沿線在住者などが中心。30歳代の一次取得ファミリー層が多くを占めている。新宿まで3駅17分、小田急線南武線の2線利用可能という交通アクセスと設備仕様と価格のバランスが好感されている。さらに都内と郊外の中間地点という立地も、夫が都内勤務、妻が厚木市勤務といった共働き夫婦に評価されているという。