不動産ニュース / 開発・分譲

2024/9/9

東京・千駄ヶ谷の「将棋会館ビル」が竣工

「ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル」外観

 ヒューリック(株)は9日、「千駄ヶ谷センタービル」の建て替え事業「ヒューリック将棋会館千駄ヶ谷ビル」(東京都渋谷区)が竣工したと発表した。

 JR中央・総武線「千駄ケ谷」駅および都営大江戸線「国立競技場」駅徒歩2分。敷地面積4,528.91平方メートル。建物は鉄骨造、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て、延床面積1万4,976.96平方メートル。

 1階は、(公社)日本将棋連盟の「将棋会館」の移転が決まっているほか、新将棋会館の一角には将棋道場、ショップ、カフェで構成される「棋の音」が併設。将棋会館部分および一部の店舗部分は同連盟が取得し、同物件は今後同社と同連盟の共同所有建物として運用していく。2~4階は賃貸オフィスで、ファッション・アパレルアイテムの企画・仕入れおよび販売を行なう(株)ユナイテッドアローズが全区画一括で入居する。

 4,500平方メートル超の大規模敷地を生かし、基準階面積最大900坪超を実現。共用部には吹き抜け空間の屋内階段を設けることで、回遊性のある施設構成とした。4階テラスと屋上には緑地を設け、ウェルネスにも配慮している。また、Low-Eペアガラスの採用、高効率な空調換気システムとLED照明器具、照明システムにより、ZEB Ready認証を取得した。

 BCP対策として、建物外周部に耐震ブレースの機能を有する斜め柱を配置することで、建築基準法の1.5倍の保有水平耐力を確保。さらに、災害時の公共インフラ断絶後も非常用電力を72時間供給可能としている。

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