阪急阪神不動産(株)と旭化成不動産レジデンス(株)は12日、両社が参加組合員として参画している「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」(兵庫県三田市)を着工したと発表した。
同事業は、JR「三田」駅と南側約1.9haの区域に地上5階建ての商業棟と、地上20階建て(集合住宅等)の住宅棟を一体開発する。建築物の延床面積は約7万1,400平方メートル。大規模マンションだけでなく、商業施設および公益的施設も併設する「住・商・官」の複合大規模プロジェクトで、住宅棟は「三田」駅のデッキとのフラットな接続を計画。複合商業施設「キッピ―モール」も隣接する。
住宅棟「(仮称)JR「三田」駅前再開発プロジェクト」(総戸数541戸)は、JR宝塚線「三田」駅徒歩2分、神戸電鉄三田線「三田」駅徒歩2分に立地。敷地面積は約1万1,646平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上20階建て(住宅棟)と鉄骨造5階建て(駐車場棟)。パーティールームやスタディルームに加え、フィットネスやサウナのための空間等、スケールメリットを生かした共用空間を用意する。
竣工は、第1工区が2026年12月下旬、第2工区が27年9月下旬。引き渡しは第1工区が27年1月下旬、第2工区が同年10月下旬の予定。
