積水ハウス(株)は13日、「住まいにおけるヒヤリハット調査(2024年)」の結果を発表した。0歳~小学校2年生までの子供を持つ全国の男女480人を調査した。調査期間は5月16~19日。
子供が家の中で事故やけがをした経験、もしくは事故やけがをしそうになった経験(ヒヤリハット)の有無を聞いたところ、事故やけがをしたことが「ある」が44.2%、ヒヤリハットの経験が「ある」が55.6%に達した。
事故やけがをした経験があると回答した人にその内容を聞いたところ、最多は「転ぶ」の50.0%。以下、「ぶつける・衝突」(46.7%)、「落ちる」(41.0%)、「滑る」(20.8%)。ヒヤリハット経験者にも同じ内容を質問。「落ちる」「転ぶ」がいずれも41.6%で最多。次いで、「ぶつける・衝突」(35.2%)、「手足等を挟む」(19.9%)に。
事故やけが、ヒヤリハットの原因になった設備や家具、製品についても質問。1位は「テーブル」(38.1%)、2位が「ドア」(21.4%)、3位が「イス」(16.7%)となった。
子供が生まれてからこれまでに家の中で子供の事故やけがを防ぐ対策を行なったことがある人は86.3%。うち、現在も対策を実施しているとの回答者は73.3%で、子供の年齢が上がるにつれて安全対策をしている家庭が減少していることが分かった。対策差が大きく開いたのは、「4歳~未就学」から「小学校1~2年生」の間で、22.5ポイント減少している。