(株)不動産経済研究所は19日、8月の首都圏新築分譲マンション市場動向を発表した。
同月の発売戸数は728戸(前年同月比50.4%減)。23区が大幅に減らしたのをはじめ、全エリアが落ち込む結果となった。地域別では、東京23区345戸(同59.8%減)、東京都下68戸(同9.3%減)、神奈川県142戸(同54.9%減)、埼玉県110戸(同6.8%減)、千葉県63戸(同38.8%減)。東京都のシェアは56.7%。
初月契約率は63.5%(同5.1ポイント下落)と2ヵ月ぶりに70%台を割り、在庫の圧縮が続いている。1戸当たりの平均価格は9,532万円(同32.5%上昇)、1平方メートル単価も146万8,000円(同27.8%上昇)といずれも2ヵ月ぶりのアップとなった。
即日完売物件は「ブリリアンコート朝霞本町」1期(埼玉県朝霞市、25戸、平均1.12倍、最高3倍)など3物件28戸。
9月の発売は2,000戸程度を見込む。