関電不動産開発(株)は4日、豪州で新たに賃貸住宅開発事業(ブリスベン市、総戸数475戸)に参画すると発表した。豪州での賃貸住宅開発は同社初。
豪州やニュージーランドで学生マンションを中心に開発等を行なうCedar Pacific社が手掛ける賃貸住宅開発事業に、現地法人Kanden Realty & Development Australia Pty Ltdを通じて参画する。
計画地は、市街地内の西側で、中心部から約1.5kmに位置する。2025年に開通予定の新線Cross River Railの「Roma Street」駅徒歩約10分に立地し、ショッピングセンター、大学、美術館、博物館等も近接している。敷地面積3,729平方メートル。鉄筋コンクリート造地上31階地下4階建て。延床面積2万9,715平方メートル。
豪州では継続的な人口増加による住宅不足、住宅価格の高騰が課題となっており、新規アセットタイプとして賃貸住宅が注目されている。同プロジェクトでも、総戸数のうち250戸を豪州政府から補助金を受けて、相場よりも手頃な賃料で供給する「アフォーダブル住宅」として提供する。
間取りはStudio約37平方メートル、1BR約40平方メートル。2BR約76平方メートル。3BR約103平方メートル。
アメニティ施設は、ルーフトッププール、フィットネスジム、シアタールーム、コワーキングスペース、BBQスペース等を用意。オール電化を備えるなど、豪州の環境認証Green Star 5Starを取得する。
竣工は26年10月の予定。