不動産ニュース / その他

2024/11/1

ZEH住宅オーナーに「環境価値取引サービス」

「環境価値取引サービス」スキーム

 パナソニックホームズ(株)は10月30日、同社が供給するZEH戸建住宅オーナーに向け、太陽光発電電力の自家消費を促進する「環境価値取引サービス」の提供を開始した。

 同サービスは、太陽光で発電した電力を自家消費することで生まれるCO2排出削減量相当の「環境価値」を、オーナーに特典(Amazonギフトカード)として還元するもの。自家消費量は、パナソニック製ホームナビゲーションシステムが計測。それを基に排出削減量を算出し、「J-クレジット制度」を通じてカーボンニュートラルの実現に向け活用する。

 これまで個人宅における再生可能エネルギーの活用は、太陽光で発電した電力の余剰分を、国が定める価格で電力事業者が一定期間・一定価格で買い取るFIT(固定価格買取制度)での売電が主流だった。同サービスでは、個人宅で自家消費する再生可能エネルギーについてもCO2排出削減の実績として社会貢献できる。なお、同サービスはFITとの併用が可能で、余剰電力も電力事業者へ売却することが可能。

 サービスの対象となるのは、太陽光発電システム導入後2年以内で、ホームナビゲーションシステムを採用しているZEH戸建住宅に住むオーナー。還元期間は申し込み後8年間とする。

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カーボンニュートラル

人間活動において、二酸化炭素の排出と吸収が相殺されてゼロであることをいう。例えば、植物のからだは空気中の二酸化炭素が固定化されたものだから、その燃焼(バイオマス燃料の利用)によって二酸化炭素が排出されてもカーボンニュートラルである。

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