シービーアールイー(株)は7日、国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポート「リテールマーケットビュー 2024年第3四半期」を公表した。
24年第1四半期より、「ハイストリート賃料」を「平均賃料」と変更している。
東京・銀座のプライムエリア空室率は大型の空室消化により、0.7%(前期比0.3ポイント低下)と、調査を開始した16年第4四半期(0.6%)に次ぐ低水準となった。1坪当たりの平均賃料は26万3,000円(同変動なし)と横ばいが続いている。
大阪・心斎橋のプライムエリアでは、空室率が0%(同0.6ポイント低下)となり、大型の空室区画が満室となった。空室率が0%となったのは、18年第4四半期以来2度目。1坪当たりの平均賃料は25万円(同2.5%上昇)となった。プライムエリアの空室が枯渇する中で、それ以外のエリアでも賃料上昇がみられるという。
名古屋・栄のプライムエリアでの空室率は0%(同1.6ポイント低下)で、1坪当たりの平均賃料は7期連続横ばいの7万1,000円(同変動なし)。出店ニーズは主にアパレルやラグジュアリーブランドだが、カプセルトイの出店・内定も散見されている。
福岡・天神のプライムエリアは、飲食店が出店を決める事例が見られたものの、空室率は5.1%(同3.3ポイント上昇)と上昇。1坪当たりの平均賃料は5万8,300円(同0.2%上昇)となった。