東海旅客鉄道(株)、三協立山(株)、ジェイアール東海商事(株)は21日、東海道新幹線車両のアルミをリサイクルした建材「リアルミT」を共同開発したと発表。三井不動産レジデンシャル(株)の新築マンションのサッシに導入する。
同建材は、新幹線再生アルミの強度・耐候性・表面処理性を生かしたもの。新幹線再生アルミが50%の「リアルミT50」は、製造時のCO2排出量を約40%カットでき、カーテンウォールやサッシなどに使用する。再生アルミ100%の「リアルミT100」では、CO2排出量を約8割カットでき、ルーバーやスパンドレルなどに使用する。
三井不動産レジデンシャルは、現在開発中の「(仮称)文京区向丘1丁目計画」(2025年9月完成予定)のサッシに「リアルミT50」を導入する。また、JR東海グループとマリオット・インターナショナルが共同開発中の「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」(26年度完成予定)も、「リアルミT50」を客室のサッシに導入する。