(一財)建設経済研究所は10日、「建設経済モデルによる建設投資の見通し」(2025年1月)を公表した。国民経済計算(四半期別GDP速報)の2024年7~9月期・2次速報を踏まえ、24・25年度の建設経済を予測している。
24年度の建設投資全体は74兆1,600億円(前年度比4.3%増)となった。政府分野投資は23兆7,800億円(同5.1%増)。民間住宅投資は17兆200億円(同2.0%増)と予測した。
25年度の建設投資全体は75兆5,800億円(同1.9%増)と、前年度と比べて微増となる見通し。政府分野投資は、24兆7,700億円(同4.2%増)、民間住宅投資は17兆3,800億円(同2.1%増)を見込む。
24年度の住宅着工戸数は、建設コストの上昇や金利の不透明感等による住宅需要の抑制という点から79万6,000戸(同0.5%減)。25年度も同様の状況が継続するとの理由から、78万9,000戸(同0.8%減)と予測している。