不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/2/4

東京都心Aクラスビルの賃料、5期連続プラスに

 三幸エステート(株)は4日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」(2024年第4四半期(10~12月)版)を公表した。

 東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築年数15年以内)の1坪当たり賃料は、2万8,489円(前期比1,693円上昇)と前期比で5期連続の上昇となった。対前年変動率は3期連続プラスとなり、上昇傾向に転じている。空室率は5.7%(同0.7ポイント低下)と前期から大幅に低下。23年・24年に竣工した新築・築浅ビルを中心に空室消化が進んだことが主な要因としている。

 Bクラスビル(1フロア面積200坪以上でAクラスに含まれないビル)の坪当たり賃料は、2万704円(同1,272円上昇)と2期連続で上昇し、21年第4四半期以来の2万円台を回復。23年第1四半期をボトムとした上昇傾向が続いている。空室率は2.9%(同0.6ポイント低下)と、5期連続の低下で21年第1四半期以来の2%台を維持。拡張移転や統合移転といった前向きなオフィス需要により、まとまった面積の空室が消化されている。

 また、Cクラスビル(1フロア面積100坪以上200坪未満、築年数制限なし)は、坪当たり賃料1万8,103円(同59円上昇)と、再び上昇。空室率は3.4%(同0.6ポイント低下)と前期から大幅に低下した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。