不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/2/12

東京都心5区オフィス空室率、5ヵ月連続で改善

 三幸エステート(株)は12日、2025年1月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は3.36%(前月比0.26ポイント低下)と改善した。新築・築浅ビルや湾岸エリアのビルで空室消化が進み、潜在空室率は5.26%(同0.28ポイント低下)。空室率・潜在空室率ともに5ヵ月連続で低下しており、緩やかな低下傾向が継続している。

 1坪当たりの平均募集賃料は2万9,331円(同145円増)と、14ヵ月連続で上昇または横ばいとなり、緩やかな上昇傾向が継続。立地条件が良好なビルでは複数のテナントの引き合いを集めるケースも多く、募集床が品薄のエリアを中心に募集賃料を引き上げる動きが広がっている。募集面積は47万4,593平方メートル(同1万2,104平方メートル減少)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区3.5%(同0.3ポイント低下)、札幌市3.0%(同0.1ポイント低下)、仙台市5.3%(同0.3ポイント低下)、名古屋市3.4%(同0.1ポイント上昇)、大阪市3.6%(同0.1ポイント低下)、福岡市3.8%(同0.3ポイント低下)となった。

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