(株)長谷工コーポレーションは13日、2025年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当期(24年4月1日~12月31日)は、売上高8,367億4,000万円(前年同期比8.8%増)、営業利益574億4,600万円(同6.5%減)、経常利益583億9,300万円(同3.5%減)、当期純利益183億6,700万円(同53.6%減)。完成工事高の増加により増収となったが、完成工事総利益の減少と一般管理費の増加により減益となった。
建設関連事業では、受注時採算の悪化および資材・労務費の高騰等により、完成工事総利益率が低下。分譲マンション新築工事は、首都圏で大規模(総戸数200戸以上)物件17件を含む48件、近畿圏・東海圏で大規模7件を含む13件の合計61件を受注している。完成工事については、賃貸マンション等7件を含む47件を竣工。セグメントの売上高は5,866億円(同5.9%増)、営業利益は401億円(同12.8%減)となった。
不動産関連事業は、分譲マンションの新規引き渡しが減少した一方、その他の不動産取扱量が増加。その結果、売上高1,195億円(同43.7%増)、営業利益185億円(同26.9%増)を計上した。
このほか、サービス関連事業の売上高は1,858億円(同0.5%減)、営業利益は82億円(同13.1%減)。海外事業では、米国ハワイ州における商業施設の減損損失を計上し、売上高は14億円(前年同期:7億円)、営業損失42億円(同:営業損失37億円)にとどまった。
特別損失の影響を受け、通期の業績予想を修正。通期では、売上高1兆1,800億円、営業利益820億円、経常利益800億円、当期純利益300億円を見込む。