不動産情報サービスのアットホーム(株)は13日、「不動産のプロに聞いた!『2024年下半期 問合せが増えた条件・設備~賃貸編~』ランキング」を発表した。同年7~12月に賃貸居住用物件を探しているユーザーを担当した全国の加盟店511店を対象に、インターネットでアンケート調査を実施。調査期間は25年1月16~23日。
前年(23年下半期)と比較して、24年下半期に問合わせが増えた条件では、「転勤のため引っ越したい」(26.4%)と「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」(26.4%)が同数でトップとなった。3位は「毎月の家賃を下げたい」(26.0%)だった。不動産会社からは「コロナ禍で控えられた転勤が活発になってきた。また、多少遠くても自宅通学をしていた学生が近くに引っ越しを考え始めた」や「リモートワークする会社が減った」というコメントがあり、人流が活発化していることが見て取れた。
一方、問合せが増えた設備のトップは「インターネット接続料無料」(23.3%)だった。2位は「宅配ボックス」(19.8%)、3位は「駐車場」(18.6%)。「インターネット接続料無料」について、不動産会社からは「毎月の固定費の削減」と「単身の物件では今や必須条件になってきている」等のコメントが寄せられた。