
(株)ボルテックスは11日、賃貸マンション「VORT沼袋residence」(東京都中野区、総戸数11戸)を報道陣に公開した。収益不動産として投資家に販売する。
同物件は、西武新宿線「沼袋」駅徒歩8分に立地する、鉄筋コンクリート造3階建ての賃貸マンション。敷地面積は約406平方メートル。第1種低層住居専用地域に位置し、周辺は低層住宅地。住戸はすべて2LDK、5タイプ、専有面積約49~58平方メートル。
全戸に「防音室」を備えているのが特徴。在宅勤務を日常とするユーザー、DTMを活用した音楽制作や動画配信を行なうクリエイター、音楽演奏や映画鑑賞が趣味のユーザー、音楽大学の学生等のいるファミリー層がターゲット。防音室を備えた賃貸マンションの開発は、同社では2例目。差別化による賃料アップが見込める付加価値設備としてアピールする。
壁・天井・床の6面を、石こうボードでグラスウールを挟み込んだ層で取り囲んだ。内壁の厚さは150mm。居室扉とサッシは2重。気密性が高いため強制換気とし、火災報知器と連動する非常ベルも設置した。最大で70dbの遮音性能を有する(居室扉側は45db、サッシは50db)。グランドピアノも搬入できるように、防音室は玄関から直線上としている。ドラムなど一部の打楽器を除き、楽器を問わず24時間演奏を可能とした。
TVモニター付きオートロック、宅配ロッカー、全室エアコン、浴室乾燥機、シューズインクロークなどが標準。賃料は20万8,000~24万7,000円。約半数の住戸に申し込みが入っている。収益不動産として7億5,000万円で販売する予定。
