(株)つなぐネットコミュニケーションズは19日、「マンションの大規模修繕工事に関するアンケート」の結果を公表した。日本国内に住む分譲マンションの居住者(20~79歳)にインターネット調査を実施、回答者数は4,716人。
マンションの大規模修繕で重視すべきポイント(複数回答可)に関する問いでは、「費用の妥当性」(75.9%)が1位に。「工事の安全性」(61.0%)、「普段の暮らしへの影響の少なさ」(53.4%)が続いた。
一方、現在住んでいるマンションの修繕積立金の内訳や長期修繕計画で必要とされる金額を満たしているか等をどの程度把握しているかについては、「把握していない」(56.5%)が過半となり、費用の妥当性に関心はあるものの、情報が十分に得られていない状況がみてとれた。なお、修繕計画や費用に関する情報の周知方法(複数回答可)は、「説明資料のペーパー(紙)の配布」(66.2%)、「説明会(対面)の開催」(49.1%)、「説明資料のペーパレス配布」(8.1%)の順。
修繕積立金が値上げされることになった際の説明は、「値上げの理由」と「使い道の内訳」を求める回答者が69.4%。「値上げの理由のみ」の11.6%を大幅に超えることから、住民は使い道にも関心を持っていることが分かった。