不動産ニュース / 開発・分譲

2025/10/27

広島の再開発事業の高層棟、名称決定/UR他

「KAMIHACHI X」外観イメージ

 (独)都市再生機構、(株)朝日新聞社、(株)朝日ビルディング、中国電力ネットワーク(株)、(株)竹中工務店は27日、事業者として参画・推進する「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」において、高層棟の名称を「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」に決定したと発表した。

 広島駅と紙屋町・八丁堀地区を結ぶ相生通り沿いで行なう、官民連携のリーディングプロジェクト。区域面積約1ha、敷地面積約7,500平方メートル、延床面積約8万6,300平方メートル。高層棟は地下1階地上31階建て。変電所棟、市営駐輪場棟も建設する。高層棟には、都市間競争力を高める高規格オフィスや、国際会議等のMICE需要のほか、多様なニーズに応えるラグジュアリーホテルを整備。

 1~2階には、計3区画の飲食店・食物販売店舗を誘致する。広島商工会議所が3~6階に入居。最大収容人数200名を超える大会議室をはじめ、計4つの貸会議室を備え、セミナーや展示会、講演会、交流会など多様なニーズに対応する。

 7~19階のオフィスフロアは、1フロア約530坪、総貸面積は約6,700坪。高いスペース効率と円滑なコミュニケーションを実現する無柱空間とし、CO2排出量やエネルギー消費量は最新の高効率設備を採用することで目標をクリアする。14階オフィスフロアの一角には、コワーキングラウンジと貸会議室を設置。セミナーや商談の場として、ワーカー同士のコラボスペースとして利用することができる。

 21~31階には、ハイアットが手掛けるライフスタイルホテル「アンダーズ広島」を開業。全235の客室とスイート、レストラン、ルーフトップバー、宴会場、屋内プールを含むフィットネスセンターなどを完備する。

 高層棟の竣工は2027年度の予定。

この記事の用語

コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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