(株)ザイマックス不動産総合研究所は6日、2025年10月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は1.68%(前月比0.17ポイント低下)と低下した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は2.64%(同0.17ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.31%(同0.11ポイント低下)、周辺18区が2.85%(同0.33ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が2.21%(同0.16ポイント低下)、周辺18区が3.99%(同0.2ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区1.74%(同0.39ポイント低下)、港区1.40%(同0.13ポイント低下)、新宿区1.34%(同0.03ポイント低下)、渋谷区1.26%(同0.08ポイント上昇)、千代田区0.88%(同0.01ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が1.42%(同0.24ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が1.98%(同0.08ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが2.29%(同0.32ポイント低下)、中小規模ビルが3.05%(同0.01ポイント低下)となった。
空室面積は12万1,000坪(同2万2,000坪減)。空室増減量は、増加が2万8,000坪(同4,000坪増)、減少が5万坪(同2万3,000坪増)と、減少が増加を大きく上回った。
