不動産ニュース / 調査・統計データ

2026/3/24

新規住宅ローンへの取り組み、7割超の金融機関が「積極的」

 (独)住宅金融支援機構は24日、「2025年度 住宅ローン貸出動向調査結果」を発表。25年7~9月に、住宅ローンを取り扱う金融機関299機関に対し、住宅ローンに関する取り組み姿勢、推進のための取り組み、審査内容などに関する事項を聞くアンケートを実施した。有効回答数は298、回収率は99.7%。

 新規の住宅ローンへの取り組み姿勢は、「積極的」が71.1%と全体の7割を超えた。「自然体(現状維持)」が28.5%、「消極的(慎重、縮小)」は0.3%だった。「積極的」と回答した金融機関に積極化方策を聞くと、「商品力強化」が64.9%と最も多かった。以下、「金利優遇拡充」47.9%、「体制強化」41.7%と続いた。「金利優遇拡充」と、24年度から選択肢に追加された「申込み・借入れ手続きのデジタル化」(36.0%)が年々増加傾向にある。

 住宅ローンの最長返済期間(当初借入時)は、「50年」が24年度調査から増加し、「変動型」では57.5%、「固定期間選択型」では55.2%、「全期間固定型」では34.0%を占めた。いずれの金利タイプも、24年度は「40年」が最も多かったが、25年度は「50年」が最も多くなった。

 環境配慮型住宅ローンを「取り扱っている」金融機関の割合は37.2%と、前年度調査からわずかながら増加したが、「取り扱い検討中」の割合は4.0%と減少。融資対象住宅については、「太陽光発電設備を備えた住宅」が73.0%で最多。2位は「ZEH住宅」で、その割合は64.9%だった。「ZEH住宅」、「長期優良住宅」(47.7%)、「認定低炭素住宅」(30.6%)が年々増加傾向となっている。

 空き家に関するローンを「取り扱っている」金融機関は56.0%と、前年度調査から増加した。融資対象とする資金使途としては、「空き家解体」に係る費用を対象とする金融機関が92.2%と9割と超えている。次いで「空き家活用(リフォーム)」49.1%、「空き家活用(取得+リフォーム)」31.7%となった。

 リバースモーゲージへの取り組み姿勢は、「積極的」が20.9%、「自然体(現状維持)」70.5%、「消極的(慎重、縮小)」8.5%。リバースモーゲージの資金用途は「リフォーム資金」が最も多く82.4%だった。以下、「自宅の建設資金または購入資金」77.6%、「既存住宅ローン借り換え資金」76.0%と続いた。

この記事の用語

住宅ローン

個人に対する住宅資金の融資をいう。主として民間の金融機関が担っているが、その円滑な実施などのため、(独)住宅金融支援機構(住宅金融公庫の廃止後、その機能の一部を引き継いだ組織)と連携することが多い。

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