ワンストップリノベーションを手掛けるリノベる(株)は18日、「リノベる 中古マンション事情&トレンド解説会」を実施した。
同社ホームソリューション本部ソリューションプランニング部部長の齋藤高央氏が、2023年4月~26年3月に既存マンション購入+リノベーションを行なった顧客データ(出典:リノベる(renoveru.jp))を基に、既存マンション事情・ユーザートレンドについて解説。25年の既存マンション市場を振り返り、「新築並行検討層の減少」「若年層の顧客が増加傾向」「購入のきっかけは『家賃がもったいない』『資産形成のため』が増加」といったトピックを挙げた。
また、現代人に強いられるさまざまな心理的負荷の軽減を重視した、AI時代の新たな消費スタイル「メンタルパフォーマンス(メンパ)」志向の広がりについて説明。情報や選択肢が多すぎる、比較検討が終わらない、決めきれないなど「決定の疲労」、後悔したくない、失敗したくない、他人の評価が気になるという「精神的な消耗」を軽減することで、「『ストレスを減らし、精神を良い状態に保ちたい』という“メンパ志向”が、住まいの意思決定にも影響を与えている」とし、「正しい選択をしたい」「資産を持って安心したい」「QOL・ウェルビーイングを高めたい」といったニーズが強まり、「メンパを高めるソリューションの需要は今後ますます高まると考えられる」と話した。
引き続き、同社ホームソリューション本部デザインソリューション部デザインソリューション課課長の本多史弥氏が、「住まいづくりのトレンド」について解説。まず、高揚感→安心感、多幸感→心地良さ、非日常→日常へとトレンドが変化し、心地良さと調和を求めるデザインの「ニュアンスポップ」を挙げた。また、体と心の回復とダメージの予防をテーマとした「リカバリーリノベ」もトレンドの一つとし、断熱リノベや照明の工夫などでウェルネスにつなげる事例を紹介。
そのほか、“リノベならでは”のデザインを選ぶ「リノベ・ポジティブ」、住宅設備や間取りなど住まいづくりの過程における負担を軽減する「選ばないリノベ」、近居で同時にリノベを行なう「親子リノベ」もトレンドに挙げた。「ニュアンスポップは“心地良さ”、リカバリーリノベは“心と体のウェルネス”、リノベ・ポジティブは“自分らしさの表現”、選ばないリノベは“負担減”、親子リノベは“安心感”と、トレンドの根底にはすべて“メンパ”志向が関わっている」と締めくくった。
