積水化学工業(株) 住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は24日、若年層の賃貸住宅選びの変化に関する調査結果を公表した。
2021年9月と26年2月に、直近1年以内(21年調査は直近5年以内)に賃貸住宅から賃貸住宅へ住み替え、現在は大手住宅会社の低層賃貸住宅(3階建て以下)に居住している男女(回答時点で20~39歳、首都圏・近畿圏・中部圏)にインターネットで調査。分析数は、21年が99件、26年が104件。
若年層が賃貸探しで重視したことを見ると、「家賃」(26年調査1位、21年調査2位)、「部屋の広さ」(2位、1位)、「築年数」(3位、4位)が引き続き上位にランクイン。「周辺の利便性(通勤・通学、買い物、病院施設など)」(12位、5位)は順位を下げた一方、「部屋の日当たり・通風」(5位、11位)、「防犯セキュリティ」(8位、14位)、「床や壁の遮音性」(12位、17位)など、住まいの居住環境や安心感に関わる項目は順位を上げた。
同社は、「在宅勤務の浸透やネットショッピング・デリバリーサービスの普及などにより、立地条件だけが暮らしやすさを左右しなくなっているのでは」と分析。「どこに住むか」だけでなく「そこでどのように暮らせるか」の重要性が高まっていると指摘した。
26年は新たに「若者が魅力を感じる賃貸住宅での暮らし方」について調査。「とても魅力的だ」「どちらかというと魅力的だ」と回答された割合が多い順に見ると、「一人時間と二人時間をバランスよく確保できる賃貸」(86%)、「疲れを取れる・深く休息できる賃貸」(85%)、「同居でも一人になれる時間や空間がある賃貸」(83%)など、休息や自分時間に関する項目が上位を占めた。
同社は、「若年層は、他者との共同生活の中でも自分の時間や空間を確保しながら、心身をしっかりと休められる暮らしを理想としていることがうかがえる」とした。
また、「光熱費を抑えて暮らせる賃貸」(74%)、「自然光や風を活かして暮らせる賃貸」(73%)など、快適性と経済性の両立を重視する傾向も見られた。
