東京都は7日より、オフィス空間における緑を活用した休息効果の実証プロジェクト「東京グリーンビズ・ラウンジ」をスタートした。
東京都では、自然と調和した持続可能な都市を目指し、2023年より都民・企業などのさまざまな主体と共に推進する緑のプロジェクト「東京グリーンビズ」を進めている。今回のプロジェクトもその一環。
都内のオフィスビルに豊富に緑を備えた空間「東京グリーンビズ・ラウンジ」を期間限定で設置。オフィスワーカーをはじめ多くの人に休息をとってもらい、その効果を検証する。
7日から9日は、大手町タワー(東京都千代田区)の地下1階で実施する。多くの観葉植物を配置し、2種類の休息体験を提供する。実施スペースには多数の観葉植物を配置し、「グリーンパワーナップ」は、仮眠ができる椅子を配置し、10分間、ハーブなど緑の香りや緑の感触を楽しみながらの休息体験を提供。「グリーン・デジタルデトックス」では、スマートフォンをカギのかかるボックスに預け、10分間、緑に囲まれて休息してもらう。
会場でアンケートに協力した参加者には、机上に置ける観葉植物を提供。オフィス空間でも緑で癒しを得て、親しむ行動へとつなげる計画。14~15日は大日本印刷(株)市谷オフィス(東京都新宿区)で、 21~23日は赤坂インターシティAIR(東京都港区)で、同様の取り組みを行なう。
東京都政策企画局計画調整部プロジェクト推進課担当課長の屋敷和也氏は、「今回設置する休息空間において、オフィスで働く方々をはじめとした多くの皆様に、緑を感じながら休息してもらうという体験機会を提供。そして緑による休息、気分転換の効果を体験をしていただくことで、オフィスにおける緑の活用、日常における緑の増加につながっていくことを期待したい」と語った。
概要説明会には植物や自然が与える人間の心身への影響・健康回復効果について研究する千葉大学大学院園芸学研究員の岩崎 寛教授も登壇。屋内緑化にはストレス緩和効果があるという実験結果を紹介し、「オフィス緑化は勤務者の心理的要素の改善だけではなく、仕事への集中力・意欲の向上、はかどりなど、職場で求められる要素について改善効果が認められている」と、勤務者のヘルスケアの視点における緑の導入効果について紹介した。
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