不動産ニュース / 開発・分譲

2014/3/5

オフィスと外資系ホテルを融合させた「京橋トラストタワー」竣工/森トラスト

「京橋トラストタワー」外観
「京橋トラストタワー」外観

 森トラスト(株)は4日、東京都中央区京橋二丁目で建築を進めてきた「京橋トラストタワー」の竣工を発表した。

 同物件はJR「東京」駅徒歩4分、東京メトロ「京橋」駅徒歩1分。東京都が進める「アジアヘッドクォーター(AHQ)特区」に指定されている京橋エリアの中心部に位置する。敷地面積4,403.86平方メートル、延床面積5万2,470.87平方メートル。鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上21階地下3階、塔屋2階建て。オフィスやホテルを複合させた大規模再開発。

 建物は「ハイブリッド制震構造」を採用し、一般の高層建築物に求められる約1.5倍の耐震性能を実現。さらに、地震直後に建物の安全性を自動的に分析、即時判定する建物モニタリング診断システムを導入したほか、平常時電力供給の最大約8割をオフィス専用部も含めて供給可能な非常時用発電機(2,400kw)を装備。最大約1週間の長時間電力供給を可能とする大容量燃料タンク(14万リットル)防災井戸や災害用備蓄倉庫も設置するなど、充実したBCP対応設備を整備した。

 エントランス「Connect4」は天井高6mを確保。オフィス部分は、基準階貸室面積約1,624平方メートル、有効天井高2,900mmの整形無柱空間とすることにより自由度の高いオフィスレイアウトを可能にし、全室LED照明を採用、完全個別空調などを採用した。ホテルは、世界的外資系ホテルグループ「マリオネット・インターナショナル」が手掛けるブランド「コートヤード・バイ・マリオネット」を誘致、「コートヤード・バイ・マリオネット 東京ステーション」を開業する。そのほか、ビル内・周辺企業のビジネスサポートとしての設備を備えた「カンファレンス」も設置する。

 なお、ホテル、カフェ・レストラン・カンファレンスの開業はいずれも4月2日の予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。