未接道・再建築不可・築60年超の戸建てを再生
昨今の不動産業界で注目を集めるキーワードの1つが「空き家対策」。全国的にさまざまな取り組みが展開される中、産学連携による空き家活用の取り組みが東京・蒲田の住宅地でも行なわれている。
昨今の不動産業界で注目を集めるキーワードの1つが「空き家対策」。全国的にさまざまな取り組みが展開される中、産学連携による空き家活用の取り組みが東京・蒲田の住宅地でも行なわれている。
前回に引き続き、分譲団地の再生に取り組む「団地再生事業協同組合」(東京都港区、理事長:金丸典弘氏)の具体的な活動内容や今後の展望について紹介しよう。
家の建て替えでもしない限り、普段、自分の家がいつかゴミになるとはなかなか考えない。まして、ゴミの分別や一部家電のリサイクルなどはもはや当たり前という時代でも、住宅を解体したときにどれくらいのゴミ(廃棄物)が出るのか、また出たゴミはどう処理されて...
1973年に神奈川県住宅供給公社が造成を開始した「若葉台団地」(横浜市旭区、賃貸住宅7棟792戸、分譲住宅66棟5,186戸)。現在、約90万平方メートルという広大な敷地内には、自然環境と都市機能がバランス良く融合した団地が形成されている。
近年、「スマートウェルネス住宅」(国土交通省)や「地域包括ケアシステム」(厚生労働省)など、高齢者等が住み慣れた地域で在宅を基本としながら、安心安全に生活が継続できるまちづくり政策が打ち出され、全国的に進められている。都市開発を行なう大手不動産...
「谷根千」という言葉をご存知だろうか。谷中(東京都台東区)、根津、千駄木(いずれも東京区文京区)地区を指す通称で、山手線内部という都心部にありながら今も昭和の雰囲気がまちに色濃く残るエリアだ。
前回に続いてクリエイティビティをテーマとした物件づくりやまちづくりを通じて地域活性化等に取り組む、リノベーションを得意とする各社の事例を紹介しよう。
今年8月、広島市内を襲った豪雨。広島駅から車で20分ほどの静かなまちであった安佐南区と安佐北区の住宅街を、突然の土石流が飲み込んだ。
京都らしいまち並みとその住文化を承継する、伝統的な都市型住宅である「京町家」。近年その存在価値が再認識され、保存運動が盛んになっているが、残念ながら改修やリノベーションをもってしても、その省エネ性能や快適性は、現代の新築住宅に遠く及ばない。
「築年数が経過した住宅には建物評価がないためローン借り入れが難しい」「改修規模が大きくなりがちで新築とのコストメリットが出しにくい」、こういった理由で流通している戸建住宅のリノベーションはこれまであまり取り組まれてこなかった。しかし、ついにリノ...