不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年6月の「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションが1,892件(前年同月比4.8%増)で2ヵ月連続のプラスとなったが、居住用土地は3,230件(同▲8.1%)で11ヵ月連続のマイナス。また新築戸建ては6,266件(同23.0%増)で7ヵ月連続のプラス、中古戸建ては1,650件(同▲8.1%)で再びマイナスに転じた。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートル当たり34.53万円(前年同月比4.7%上昇)と8ヵ月連続のプラス、1戸当たりでも2,122万円(同4.8%上昇)2ヵ月連続のプラスであった。一方、居住用土地は1平方メートル当たり19.13万円(同▲0.1%)とほぼ横ばい、新築戸建ては1戸当たり3,665万円(同▲6.7%)で30ヵ月連続のマイナス、中古戸建てについても3,253万円(同▲4.5%)と6ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは732件(前年同月比11.8%増)で5ヵ月ぶりにプラス。特に東京23区では、同35.8%増と大幅な増加を見せた。また、新築戸建ては1,613件(前年同月比24.9%増)と2ヵ月連続のプラスとなったが、中古戸建ては540件(同▲9.5%)と再びマイナスとなっている。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり31.89万円(前年同月比8.1%上昇)、1戸あたりでは1,912万円(同11.9%上昇)で、いずれも12ヵ月連続のプラス。新築戸建ては1戸あたり3,691万円(同▲5.2%)で3ヵ月連続でのマイナス、中古戸建てについても1戸あたり2,771万円(同▲1.0%)となり、6ヵ月ぶりにマイナスに転じた。