(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は29日、首都圏における2003年7月~9月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると、当期の中古マンション成約件数は6,202件(前年同期比5.0%増)で、3期連続で前年同期比プラス。新規登録物件数についても23,996件(同16.8%増)と5期連続で前年同期比を上回り、増加率も2ケタと大幅な伸びを見せた。また、成約物件の1平方メートル当たり単価は30.63万円(同▲0.4%)、新規登録物件の1平方メートル当たり単価は38.41万円(同4.3%上昇)であった。
戸建て住宅の成約件数は3,765件(前年同期比6.8%増)となり、3期連続で前年同期比を上回った。新規登録物件数は21,776件(同8.0%増)で2期連続のプラス。しかしながら、成約物件平均価格は3,254万円(同▲3.9%)と3期連続で下落しており、新規登録物件平均価格についても3,839万円(同▲5.2%)で過去最低を更新した。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は1,158件(前年同期比3.9%増)で2期ぶりに前年同期比プラス。新規登録件数についても7,915件(同3.5%増)で5期ぶりに前年同期を上回った。成約物件平均価格は2,869万円(同▲4.8%)、新規登録物件価格は3,027万円(同▲7.7%)となり、いずれも過去最低を更新した。