不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2005/2/15

ケネディ・ウィルソン・ジャパン、「2004年12月期決算」発表

 ケネディ・ウィルソン・ジャパン(株)は15日、「2004年12月期決算短信」(単体・連結)を発表した。

 当期(2004年1月1日~12月31日)単体業績の売上高は42億8,000万円(前年同期比31.9%増)、営業利益は23億5,200万円(同55.0%増)、経常利益は19億700万円(同42.0%増)、当期純利益は11億3,700万円(同47.6%増)。
 当期連結業績(対象22社)の売上高は60億5,200万円(同19.3%増)、営業利益は31億9,000万円(同63.5%増)、経常利益は27億3,300万円(同87.0%増)、当期純利益は16億3,300万円(同87.4%増)であった。

 当期は、不動産投資に対する関心が高まる中、不良債権処理の進展や減損会計導入に対応した不動産の売却・流動化が活発に行なわれるなど、同社にとって「追い風のビジネス環境」(同社)が続いており、優良案件の発掘および顧客投資家への投資機会提供、アセットマネジメント業務の機能向上に努めた結果、増収増益となった。
 セグメント別には、不動産アドバイザリー事業において、企業年金に代表される顧客投資家向けのファンドに組み入れる物件取得が順調であったことから、多額のアクイジションフィーが計上され、前年同期比34.3%増の営業利益を計上した。
 アセットマネジメント事業においても、受託残高が大幅に増加したことに伴い、アセットマネジメントフィーが増加するとともに、管理物件売却に伴うインセンティブフィーが増加し、前年同期比174.0%増となる7億3,400万円の営業利益を計上。さらに債権投資マネジメント事業においては、取扱債権の増加にともなうアセットマネジメントフィーの増加により、5億8,500万円(前年同期比42.4%増)の営業利益を計上した。

 なお次期については、引き続き企業年金を中心とした顧客投資家のアセットマネジメント受託残高が増加する見通しで、これらのファンド組成により、物件取得にかかわるアクイジションフィー、および取得後のアセットマネジメントフィーの増加が期待されるとしている。
 また、同社グループが組成する不動産投資信託(JREIT)も下半期の上場に向け準備を進めているなど、順調な業績の推移が予想されており、営業収益74億円(当期比22.3%増)、経常利益38億5,000万円(同40.8%増)、当期純利益22億2,000万円(同35.9%増)を見込んでいる。

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