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2005/5/6

東京カンテイ、「大阪市のマンション市場調査」を発表

 (株)東京カンテイは、「大阪市のマンション市場調査」を発表した。

 同調査によると、大阪市の中古マンション平均価格は依然として弱含み傾向が続き、2004年度では対前年度比▲1.9%の1,738万円(90.3万円/坪)。一方、中心6区(北区、中央区、福島区、西区、天王寺区、浪速区)に限っては02年以降上昇しており、04年度では同1.3%増の1,927万円(96.9万円/坪)であった。
 
 なお、新築マンションと中古マンション価格の比較では、02年までの格差拡大傾向に歯止めがかかり、中心6区において中古マンションは新築の6割程度の価格水準となっている。

 04年度の新築供給においては、02年以降縮小傾向にあるが、大阪市と中心部においては供給が活発化。首都圏同様に「都市集中化」傾向を示している。北区、中央区および湾岸地域でのタワー型マンション供給計画の相次ぐ公表や「梅田北ヤード」の開発も控えており、今後も中心部の供給集中が予測されている。特に、20階以上のタワー型マンションと総戸数200戸以上の大規模マンション割合が拡大。
 平均専有面積は平均で73.27平方メートルだが、今後中心6区の地価上昇傾向の明確化や建築コストの上昇に伴ない、専有面積縮小の可能性もある。
 
 また、04年度の大阪市内の新築マンションにおいて、最寄駅からの平均所要時間がわずか徒歩5.4分であることが明らかになった。
 調査開始の1995年以降、所要時間は毎年短くなっているが、要因として大阪市内で早くから鉄道路線網が公・私鉄ともに整備され交通利便性が確保されていることが挙げられる。駅から3分以内の「駅前物件」シェアも03年、04年と連続して40%超となっている。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

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