不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/6/28

06年度は年間3,000件の融資実行めざす/全宅住宅ローン

 (社)全国宅地建物取引業協会傘下の住宅ローン会社、全宅住宅ローン(株)(代表取締役:藤田和夫氏)は28日、定時株主総会を開催。05年度の営業報告などを行なった。

 同社は全宅連会員向けに、05年7月より東京都限定で住宅金融公庫「フラット35」の取り扱いを開始。10月より全国にエリアを拡大した。実質9ヵ月間の営業期間だったが、融資受付件数は1,928件、融資実行件数は468件となり、06年度の「フラット35」買取申請件数は、提携金融機関291行中16位、06年3月の単月買取申請件数では4位となっている。

 05年度は売上高1億129万円となったが、営業実績が短いことと業務システム構築のための先行投資のため、経常損失2億5,343万円、当期純損失1億5,390万円となった。しかし、安定的な業務システム構築を最優先したことで、月間300件の融資実行体制を確保。06年度は、年間3,000件以上の融資実行をめざし、05年度の未処理損失2億6,000万円余を一掃する。

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