不動産ニュース / 調査・統計データ

2007/3/28

「築10年で古い」。ユーザー26.8%、オーナーは8.3%/アットホーム、オーナーズ・スタイル調べ

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)と(株)オーナーズ・スタイルは27日、賃貸住宅に関する意識調査結果を発表した。

 今回の調査は2006年12月にユーザー(20代・30代の男女1,000人)、オーナー(マンション・アパート経営者317人)、不動産会社(アットホーム加盟店299社)の3者に対し実施したもの。具体的には「古い」と思う物件の築年数、「駅から遠い」と思う物件の徒歩分数などのほか、設備、入居者マナー、保証人不要制度等について聞いた。

 「『古い』と思う物件の築年数は?」という質問に対しては、3者とも「築20年以上」との回答が最多。しかし、「築10年」で古いと感じるユーザーが26.8%いるのに対し、不動産会社は12.1%、オーナーはわずか8.3%と、ユーザーとオーナーの感覚に乖離があることが明らかになった。
 また、「『駅から遠い』と思う徒歩分数は?」という質問に対しては、3者とも「徒歩15分以上」とする回答が大半を占めた。なお、ユーザーの中でも、43.6%のシングルユーザーは「10分以上」を遠いと感じており(ファミリー26.0%、カップル35.3%)、家族形態によっても意識に違いがあることが明確になった。
 また、入居者マナーに関し、ユーザーが「生活する上で気をつけていること」(複数回答)として、「生活騒音」(70.2%)、「ごみの出し方」(66.5%)、「家賃滞納」(66.2%)が上位に上がったが、オーナーが「入居者マナーで好ましくないと思うこと」とした回答で最も多かったのは、「ごみの出し方」(38.4%)であった。

 なお、同調査結果の一部は「知りたい!あなたの住まい『OKレベル』」としてアットホーム社ホームページで公開中。

 

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。