昭栄(株)は、2008年から2010年を対象とする新たな中期経営計画「Plan 80 for Next Jump」を策定した。
同社の強みである親密企業との連携・含み資産の活用・リスク管理力・不動産と有価証券の組み合わせの強みを生かし、期間収益の確保と収益基盤の拡大の両立をめざしていくためのプランを策定したもの。
経営目標として連結当期純利益について08年度は55億円、09年度は65億円、10年度には80億円の達成をめざしていく。
実現に向け、インフラ整備として、グループで別々に行なっていた財務と投資リスクの管理を統合し、投資の際の資本・借入構成、投資後の営業キャッシュフロー・財務キャッシュフローの状況等をシナリオ別シミュレーションにより検証する仕組みを構築。不動産投資会社として持続的成長を確実なものとしていく。
また少数精鋭の知識集団をめざし、専門知識の高い人材の育成・確保を継続するとともに、親密企業等の外部戦力の有効活用を進めていく。
さらに金融商品取引法施行等の制度変更への対応と、迅速で判断ミスの少ない投資意思決定を実現するために、内部統制システムや不動産ポートフォリオマネジメントシステム等のいっそうの高度化を進めていくとしている。