東急不動産(株)はこのほど、「TOREIT四半期報告2008年7月」を発表した。上場JREIT全投資法人の個別物件情報を四半期ごとに調査・分析しているもの。
08年6月30日時点のJREIT資産規模は、物件数1,824件(前期:1,790件)、資産総額(取得金額ベース)7兆4,010億円(同:7兆2,102億円)、鑑定評価額ベースの資産総額8兆2,788億円(同:8兆1,560億円)となった。08年4~6月に取得された物件は48件・2,109億円(同:98件・4,782億円)と前期比でほぼ半減したが、売却は14件・365億円(同:39件、671億円)と取得を上回っていることから、資産規模は拡大している。
また、取得時の鑑定キャップレートは、取得価格の上昇を反映し、4.8%(同:5.0%)と2期連続の低下。大阪での大型物件取得が、地方エリアのキャップレートを低下させたため。一方、運用時利回り(NOI利回り)も、5.2%(同:5.3%)と、2期連続で低下している。