ハイアス・アンド・カンパニー(株)は17日、全国展開している天然砕石のみを活用した住宅向けエコ地盤改良「HySPEED(ハイスピード)工法」ネットワークの第1回全国大会を、東京大学 山上会館(東京都文京区)にて開催した。
HySPEED工法は、既存の一般住宅向け地盤改良工法の問題点を解決した新工法。エンドユーザーの住宅地盤に対する六価クロム汚染リスクや資産価値目減りを回避することができる工法であり、エンドユーザーや建築・不動産会社のリスク管理においても有効な工法となっている。施工代理店が約60社となり、全国的な施工エリア網が整備されたことを受け、HySPEED工法ネットワークの全国大会を初めて開催したもの。
大会では、全国の施工体制、実績の報告と今後のマーケティング戦略をはじめ、一般エンドユーザー向けの地盤改良・認知度向上施策などを発表。施工代理店による事業立ち上げの成功事例や営業の工夫点などの紹介のほか、OM計画(株)取締役・飯田祥久氏による特別講演も行なわれた。
同社取締役常務執行役員の柿内和徳氏は、冒頭で「HySPEED工法は多くのエンドユーザー、環境意識の高い住宅会社より支持を受けている。わずか1年5ヵ月ほどの活動期間において、65社の施工代理店ができた。来年の目標は、施工機100台の稼働、上位20社が月6棟・年間営業利益1,200万円ペースにすること」などとあいさつした。