不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2008/11/12

手数料値上げで確認検査業務が大幅増収/日本ERI09年5月期第2四半期決算

 日本ERI(株)は11日、2009年5月期第2四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~9月30日)の連結売上高は46億700万円(前年同期比67.7%増)、営業利益2億7,600万円(前年同期:営業損失5億2,900万円)、経常利益2億8,500万円(同:経常損失5億2,100万円)、当期純利益3億8,100万円(同:当期純損失6億5,800万円)。

 改正建築基準法の影響で減少した新築住宅着工戸数が持ち直したこと、確認申請手数料を2度にわたり値上げしたことで、主力の確認検査事業の売上高は32億4,900万円(前年同期比97.9%増)、営業利益2億1,400万円(前年同期:営業損失4億2,300万円)となった。

 住宅瑕疵担保履行法施行や地震防災対策特別措置法の一部改正など、住宅性能評価制度の普及と現場検査ニーズの拡大による収益拡大が見込めるとして、通期の業績予想についても、連結売上高109億3,500万円、営業利益6億3,400万円、経常利益6億5,100万円、当期純利益7億2,500万円を見込む。

 なお同社は、2期連続で大幅な営業損失を計上したことから、決算短信に「継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる状況にある」と注記していたが、業績の大幅な回復に伴い、この注記を外した。

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