不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/1/13

東京主要5区の大型ビルの平均空室率、10ヵ月連続の上昇/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのたび、2008年12月度の「東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報」を発表した。

 東京主要5区の大型ビルの平均空室率は4.40%(前月比0.29ポイント悪化)と、10ヵ月連続の上昇に。

 新築ビル計39棟の空室率は16.85%(同2.09ポイント改善)で、平均募集賃料は3万2,129円(同▲883円)。同社では、新築物件においても、賃料値下げによるテナント誘致が進んでいる現状が浮彫りになっている、と分析している。

 主要5区全体の平均募集賃料は、3万100円(同▲558円)と、4ヵ月連続の下落。この背景について、同社は、年末にかけてオフィス需要が冷え込むという季節的な要因も考えられるものの、今後、オフィス移転の繁忙期とされる3月の年度末に向けてますます厳しい状況が予測され、回復への見通しは依然として立っていない、と報告している。

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