(社)全日本不動産協会東京都本部は20日、帝国ホテル(東京都千代田区)で、新年賀詞交歓会を開催。石原慎太郎東京都知事をはじめ、協会役員、国会議員、都議会議員、関係団体・官庁関係者など、約460名の来賓が参加した。
冒頭あいさつした本部長の川口 貢氏は「極めて厳しい市況下ではあるが、昨年、当本部は新たに400社もの入会があった。これら新進気鋭の会員とともに、豊かな住生活の実現に向け努力をしていきたい」などと語った。
また、来賓として挨拶した東京都知事・石原慎太郎氏は「米国発の金融危機、地球環境問題、新型インフルエンザの流行など、今年はさまざまな問題を抱えたやっかいな年になりそうで、私も心を痛めている。こうしたなか、2016年の夏期五輪招致に向けた運動はいよいよピークを迎えており、皆様の協力をお願いしたい。オリンピックは経済効果ももちろんだが、このような大きなお祭りは明るいムードを作ってくれるし、国のため全力で戦う選手の姿は、若い人たちにとっても良い思い出になるはずだ」などと述べた。
なお、賀詞交歓会に先立ち、同本部の関係団体である(社)東京都不動産関連業協会(会長:川口 貢氏)の創立10周年記念式典が行なわれた。同協会は、1992年、任意団体「東京都不動産協会」として設立。98年社団法人格を取得し、現名称となった。「東京都民の住生活の充実」に焦点を当て、独自の調査研究や消費者相談といった活動を展開してきた。