不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/5/27

首都圏賃貸アパートの物件供給数は、繁忙期を過ぎても微増傾向/ネクスト調査

 (株)ネクストは25日、賃貸マンスリーレポート「HOME’Sマーケットレポート2009年4月度」(賃貸:首都圏)を公表した。

 同レポートは、同社が運営する住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」の物件データベースを基にまとめたもの。対象地域は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県。

 これによると、4月度の首都圏賃貸マンションの物件数は20万3,608件(対前年同月比▲1.8%)、平均賃料は8.96万円(同▲0.4%)、平均面積は40.47平方メートル(同1.5%増)、平均敷金は1.48ヵ月分(同▲5.1%)、平均礼金は0.87ヵ月分(▲9.1%)。
 3月に引き続き、物件供給量が微減傾向で、平均礼金・平均敷金については、長期的な下落傾向が続いている。東京エリアでは、都心の平均礼金が0.94ヵ月分と、平均0.93ヵ月の東京都下とほぼ同程度にまで大幅下落した。

 一方、首都圏賃貸アパートの物件数は11万8,383件(同4.6%増)、平均賃料は6.11万円(対前月比0.0%)、平均面積は31.50平方メートル(同▲0.1%)、平均敷金は1.19ヵ月分(同▲9.5%)、平均礼金は0.65ヵ月分(▲15.2%)。
 物件供給数は、賃貸繁忙期を過ぎても微増傾向。首都圏全般で平均礼金、平均敷金がともに大幅な減少となった。埼玉エリア、千葉エリアも平均礼金は対前年比0.2ヵ月分以上の大幅な下落。問合せ駅ランキングでは、城西地域に人気が集中する中で、都下エリアから唯一「吉祥寺」がランクインした。

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