不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/11/12

マンション引渡し戸数増加等で黒字化/大京10年3月期第2四半期決算

 (株)大京は11日、2010年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~9月30日)は、連結売上高1,559億3,900万円(前年同期比30.7%増)、営業利益53億5,900万円(前年同期:営業損失339億7,800万円)、経常利益43億6,100万円(同:経常損失388億4,300万円)、当期純利益38億7,500万円(同:当期純損失440億2,100万円)となった。

 不動産販売事業では、主力のマンション販売において、商品引渡しが前年同期と比べ大幅に増加した結果、売上戸数は2,631戸(前年同期比612戸増)、マンション売上高は982億2,400万円(前年同期比266億6,600万円増)となり、営業収入990億700万円(同23.1%増)を計上。営業利益は、一部の物件において工期遅延等による事業収支の悪化を見込み、たな卸資産の評価損を20億2,700万円計上した結果、2億6,400万円(前年同期:営業損失360億2,100万円)となった。

 不動産仲介事業は、前期に実施した不採算店舗の統廃合および人員削減等により営業収入39億7,800万円(前年同期比▲2.2%)と減収となったものの、営業生産性の向上に加え経費削減効果が寄与し、営業利益3億9,300万円(前年同期:営業損失5億5,200万円)を計上。

 不動産管理事業は、連結子会社化したオリックス・ファシリティーズ(株)および(株)J・COMSの業績が寄与したことに加え、(株)大京アステージにおける管理事業の収益力強化により、営業収入298億5,500万円(前年同期比89.6%増)、営業利益27億7,300万円(同60.1%増)となった。

 なお、通期の業績予想を修正。マンション分譲事業において一部商品の引渡しが次期にずれ込むこと等により、売上高が前回発表から150億円の減少となる一方、利益面は、経費削減が進捗したことに加え、ストック事業の拡大・強化に向けた取組みが順調に進展したことから、営業利益、経常利益ともに前回発表から19億円を上回るとした。
 連結売上高3,150億円(前回発表比▲4.5%)、営業利益95億円(同25.0%増)、経常利益55億円(同52.8%増)、当期純利益45億円(同25.0%増)を見込む。

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