不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/11/16

大型物件の売却件数減少、売却価格の下落で減収減益/CRE10年3月期第2四半期決算

 (株)コマーシャル・アールイー(CRE)は13日、2010年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(2009年4月1日~9月30日)の連結経営成績は売上高187億6,800万円(前年同期比▲36.6%)、営業損失7億600万円(前年同期:営業損失5億5,500万円)、経常損失10億2,100万円(同:経常損失8億2,700万円)、当期純損失10億9,100万円(同:当期純損失同28億7,100万円)。売上高については大型開発物件の売却件数が減少したため、大幅な減収となった。営業利益については、グループを挙げてのさらなる販売費および一般管理費の削減に努めたものの、住居系PMの業績の低迷、事業系・住居系AMの業績の低迷により営業損失を計上した。

 PM事業については、売上高138億3,500万円(前年同期比18.8%増)。8月に経営統合を行なった(株)天幸総建が連結対象になり、売上高は大幅に増加となった。一方、営業利益は、住居系PM事業の業績の低迷を主要因とし、営業損失1,200万円(前年同期:営業損失5,100万円)を計上した。
 AM事業については、売上高49億6,700万円(前年同期比▲72.5%)。前年同期に比べ、開発案件の売却件数が減ったため、売上高は減少した。営業利益は、不動産市況の低迷および融資環境の悪化を受け、売却価格が下落、営業損失3,700万円(前年同期:営業利益5億8,700万円)を計上した。
 
 通期は、連結売上高377億3,000万円(前年同期比▲28.8%)、営業損失4億3,000万円、経常損失8億3,000円、当期純損失9億3,000万円を見込んでいる。

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