不動産ニュース / 調査・統計データ

2010/1/18

09年の首都圏の投資用物件、一棟ビル・マンションの利回り上昇/健美家調査

 不動産投資用物件の検索サイト「健美家」(http://www.kenbiya.com/)を運営する健美家(株)は18日、2009年の首都圏不動産投資用物件の市場動向を発表した。09年に同社運営サイトに登録された流通物件と、実際に問合せのあった物件(検討物件)について、物件種別(区分所有マンション、一棟アパート、一棟マンション、一棟ビル)ごとに物件数、投資利回り(表面利回り)、物件価格、完成後年数を集計したもの。

 区分所有マンションの平均価格は、流通物件が1,055万円(前年:1,273万円)。検討物件は平均価格が 830万円(同:792万円)と、流通物件と検討物件の価格乖離は縮小した。平均投資利回りはそれぞれ10.63%(同:10.39%)、 12.39%(同:12.41%)。

 一棟アパートの平均価格は、流通物件が5,564万円(同:5,867万円)、検討物件が4,236万円(同:4,095万円)。流通物件の平均価格は05年以降で最も低い。平均投資利回りはそれぞれ10.29%(同:9.66%)、12.08%(同:12.11%)となった。

 一棟マンションの平均価格は、流通物件が1億7,180万円(同:1億7,424万円)、検討物件が1億4,244万円(同:1億4,295万円)と、流通物件、検討物件ともに若干下落した。平均投資利回りはそれぞれ9.24%(同:8.65%)、10.62%(同:10.03%)となり、05年以降上昇傾向が続いている。

 一棟ビルの平均価格は、流通物件が2億4,221万円(同:2億4,321万円)、検討物件が1億7,041万円(同:1億6,600万円)と前年より上昇、4種別中、前年比で最も投資利回りが上昇する結果となった。平均投資利回りはそれぞれ9.86%(同:9.06%)、12.26%(同:11.22%)。

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