不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/4/6

新事業の推進等により増収増益/トーセイ10年11月期第1四半期決算

 トーセイ(株)は5日、2010年11月期第1四半期決算を発表した。

 当期(09年12月1日~10年2月28日)の連結売上高は80億1,000万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は16億8,000万円(同30.9%増)、経常利益は14億9,900万円(同44.9%増)、当期純利益は8億7,600万円(同36.1%増)。
 棚卸資産の売却と、新たな事業スキームとして樹立したRestyling事業の推進や、新規物件の取得を行ない、再成長に向けた取組みを進めてきた結果、増収増益となった。

 セグメント別にみると、不動産流動化事業では、Restyling事業において「ルネ鎌倉植木」(神奈川県鎌倉市)の12戸を販売したことにより、売上高3億3,400万円(同▲93.0%)、営業利益8,700万円(同▲89.0%)を計上した。

 不動産賃貸事業は、事務所の縮小、移転等により空室率が上昇。加えて、不動産流動化事業および不動産開発事業における物件の売却が、新規の物件仕入れを上回ったことにより、保有棟数が減少。これらにより、売上高は6億7,100万円(同▲24.2%)、営業利益は3億6,900万円(同▲23.2%)となった。

 不動産ファンド事業は、アセットマネジメントフィーが安定的に計上されたことに加え、仲介手数料が計上されたことにより、不動産ファンド事業の売上高は3億500万円(同59.9%増)、営業利益は1億5,000万円(同324.7%増)となった。

 通期においては、連結売上高302億6,800万円、営業利益30億9,700万円、経常利益22億1,100万円、当期純利益12億8,000万円を見込んでいる。

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