不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/8/1

注文住宅の業況指数、受注金額・戸数ともマイナスに転じる/住団連調査

 (一社)住宅生産団体連合会は1日、2014年度第2回「住宅業況調査」 (14年4~6月)結果を発表した。会員会社の支店・営業所・展示場の営業責任者を対象に、3ヵ月ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施し、プラス・マイナスの指数で発表しているもの。

 「戸建注文住宅」では、総受注棟数はマイナス15ポイント(前期:プラス16ポイント)、総受注金額マイナス1ポイント(同:プラス5ポイント)となった。前期は、消費税駆け込み需要の反動減との比較で総受注棟数・金額ともにプラスに回復したが、1期でマイナスに戻った。

 地域別の総受注棟数は、北海道マイナス51、東北マイナス17、関東マイナス13、中部マイナス12、近畿マイナス7、中国・四国マイナス19、九州マイナス27と、すべての地域でマイナス傾向であることがわかった。
 次期の見通しとしては、受注棟数プラス13、受注金額プラス2と、プラスを見込む。

 顧客動向では、見学やイベント来場者数の「増加」が12%(同:19%)と減少。「減少」が、53%(同45%)と増加しており、停滞傾向がみられる。

 「低層賃貸住宅」も、総受注戸数マイナス10ポイント、総受注額プラス2ポイント(同:受注戸数マイナス3、総受注金額マイナス3)と、受注金額こそプラスを維持したが、受注戸数はプラスからマイナスに転じた。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。