不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/2/10

東京・大阪・名古屋の路面店賃料、上昇に一服感/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は9日、東京、大阪、名古屋における、2015年第4四半期の路面店舗の市場動向レポートを発表した。

 東京(銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷)では、インバウンド需要の拡大で売り上げを伸ばす業種からの需要が強い一方で、好立地の空室が少なく、需給はひっ迫した状態が続いている。当期のプライム店舗賃料(想定成約賃料、共益費込み)は、前期から横ばいとなる1坪当たり40万円となった。銀座にラグジュアリーブランドの出店が複数あるものの、賃料の上昇には一服感がみられる。

 大阪(心斎橋、梅田)のプライム店舗賃料は、前期から横ばいの1坪当たり24万円。心斎橋では、東京と同様に、インバウンド需要の拡大などによって出店需要が高まっている。また、新築物件を中心に従前の相場賃料を上回る賃料で後継テナントが内定するケースも出てきている。

 名古屋(栄)もプライム店舗賃料は前期から横ばいとなる1坪当たり12万円となった。空室の少なさが影響し、出店候補地をオフストリートなどに広げる動きが見られたが、多くはメインストリート沿いの出店を狙っているため物件確保には至っていない。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。