(株)ザイマックス不動産総合研究所は12日、「大都市圏オフィス需要調査2016」(需要動向編)を発表した。ザイマックスグループの管理運営物件入居テナントとザイマックスエステートデザインの取引業計3,252社を対象にアンケート調査を行なったもので、有効回答数は1,124社。
15年10月から16年9月のオフィス利用人数が「増えた」と回答した企業は36%で、「減った」との回答企業(13%)を上回った。オフィス面積を「拡張した」企業も9%となり、「縮小した」企業(3%)の割合より多かった。
賃料単価(共益費込み)についても、「上昇した」企業が13%となり、「下落した」の4%を上回っている。
現状のオフィス面積の手狭感については、「やや広い」「かなり広い」との回答企業が13%であったのに対し、「かなり狭い」「やや狭い」で33%に。オフィス需要に大きく影響する現状の景況感についても、「良い」「やや良い」との回答が30%となり、「悪い」「やや悪い」の24%を超えた。
今後(2~3年先まで)のオフィス需要について、オフィス利用人数が「増える」との回答は38%となり、「減る」(3%)を大幅に上回った。今後のオフィス面積についても、「拡張したい」(20%)がとなり、「縮小したい」はわずか4%であった。