不動産情報サービスのアットホーム(株)は31日、同社ネットワークにおける12月の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て8,328件、中古マンション640件、成約件数が新築戸建て1,560件、中古マンション625件。
新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,400万円(前年同月比1.3%上昇)、成約価格は3,445万円(同2.6%上昇)となり、いずれも14ヵ月連続のプラスとなった。成約価格については、東京23区で5,000万円以上の物件の割合が大幅に増加し、平均価格は5,202万円(同11.8%上昇)に。現算出基準(09年1月~)での最高値を更新、14ヵ月連続の上昇となり、4ヵ月ぶりに登録価格の平均を上回った。神奈川県は3,554万円(同3.7%上昇)と18ヵ月連続の上昇、埼玉県は3,010万円(同1.4%上昇)で13ヵ月連続の上昇。千葉県は2,802万円(同1.2%上昇)と7ヵ月連続の上昇、東京都下は3,622万円(同0.4%上昇)で2ヵ月連続の上昇と、全エリアで2ヵ月連続の上昇となった。
一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,528万円(同2.4%下落)と、3ヵ月連続の下落に。成約価格は2,562万円(同14.3%上昇)と、9ヵ月連続のプラスとなった。成約価格については、東京23区が3,273万円(同14.8%上昇)、神奈川県が2,084万円(同4.5%上昇)、東京都下が2,440万円(同5.4%上昇)と上昇したが、千葉県は1,737万円(同2.0%下落)と2ヵ月連続の下落に。埼玉県は1,709万円(同0.1%下落)と、9ヵ月ぶりに下落に転じた。
1平方メートル当たりの成約価格は44万9,600円(同13.8%上昇)と、11ヵ月連続のプラスとなった。