丸の内熱供給(株)はこのほど、地域冷暖房施設「大手町パークビルサブプラント」(東京都千代田区)を竣工した。
「(仮称)大手町1-1計画」に建設された、三菱地所(株)の「大手町パークビルディング」の中に新設される、最新鋭・高効率の冷水・温水の地域冷暖房施設。プラントで製造した冷水・蒸気などを地下トンネル(洞道)を通じて複数の建物群に供給し、冷暖房を行なっていく。
大手町地区に隣接する同社のメインプラントと冷水配管を連携し、すでに連携している3つのサブプラントを含めた5つのプラントによる冷水ネットワークを構築。さらなる高効率運転を実現する。大手町地区における供給延床面積は約261万平方メートル。
事故・災害等が発生し電力供給が遮断された場合には、「大手町パークビルディング」および「大手町タワー・JXビル」の非常用発電機から電力供給を受けるシステムを構築する。未利用エネルギーの活用として、ガスコージェネレーションシステムのインタークーラー排熱と、上記2つのビルの中水排熱をヒートポンプの熱源水として利用。温熱の製造効率を向上させる。