野村不動産(株)は16日、矢作建設工業(株)、岡谷鋼機(株)と共に、「JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業」(愛知県春日井市)の特定業務代行者として、事業参画することを発表した。
名古屋市の北東部に位置するJR中央線「春日井」駅周辺は、春日井市が策定した「JR春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」において、駅前にふさわしい土地利用が図られていない点が課題とされていた。そこで、同市が主体的に行なう事業として、民間活力の誘導を図り「自由通路」「橋上駅舎」整備などの交通結節点機能の強化、駅周辺のにぎわい創出を進める。特定業務代行社として、施設計画の設計・施工を矢作建設工業が、住宅等における住宅保留床を野村不動産と岡谷鋼機が共同で取得、事業推進における協力・支援を各社が行なっていく。
同事業はJR中央本線「春日井」駅徒歩1分。建築敷地面積約3,800平方メートル、建築面積約2,450平方メートル、延床面積約1万9,200平方メートル。鉄骨コンクリート造地上22階建て、免震構造採用。商業・住宅の複合建物を建設予定。
今後は8月に都市計画決定を告示し、18年JR春日井南東地区 市街地再開発準備組合設立認可などを経て19年1月に着工、21年7月に竣工を目指す。