森トラスト(株)は16日、奈良県が2016年12月より公募を行なっていた官民連携事業「吉城園周辺築保存管理・活用事業」において、優先交渉権者に選定されたと発表した。
吉城周辺築は、日本有数の名勝地「奈良公園」の西端に位置。春日大社や興福寺・東大寺などの世界遺産にも囲まれ、風致が維持されてきた緑豊かなエリア。同事業では、歴史的建造物の保存や環境の保全により魅力を維持するとともに、ゆったりとしたくつろぎの空間を創出することで、エリアの魅力をさらに高めることを目指す。敷地面積は3万900平方メートル。建築家の隈 研吾氏も参加する。
今後、同社は奈良県と基本協定を締結の上、最高級インターナショナルホテルを中心とした施設開業に向け、事業を推進していく。